発達障害の子供を注意するとき<言ってはいけないこと>
発達障害のお子さんを注意するとき、
言ってはいけないこと。
それは、
押しつけの言葉
その子のプライドを傷つける言葉
その子の発達段階において無理なこと
まだ理解できないこと
これらは言ってはいけない。
*****
筆者の働く児童施設。
発達障害のお子さん(B君、10才)が久しぶりに顔をみせた。
そのB君、普段も学校に行ったり行かなかったり。
おのずと周りのお友達とも距離感ができて、孤立することもしばしば。
そんなとき、B君 お友達に乱暴なことを言っちゃった。
ある指導者が
「お友達に対する言葉づかいじゃないでしょ!?
気をつけなさい!!」
・・・・・
その後、B君は激怒
部屋に立てこもり、悪態をついた。
はじめ、
指導者がB君になんと言ったのかわからなかった私たち。
「あのババア、ふざけるな!!」
B君の言葉から
(あぁ、B君には無理なことを
言われてしまったんだ・・・)
そう理解した。
*****
発達障害のお子さんに対して、声かけをするとき
頭ごなしに注意するのはタブー。
理由、訳を具体的にわかりやすく伝えるようにしたい。
B君のような事例だと、こんなふうにすれば良いかと。
B君はもともと言葉が乱暴なので、そこはひとまず置いておく。
「B君、どうしたの?なにか困ったことあった?」
B君が友達となにかあったとか、こうなってこうした、
と話してくれたら、それに対処する。
B君は精神的に幼いところがある。
ご両親はふだん忙しくて、なかなか接する機会が少ない。
激怒した後は、ずっとそばにいてフォローすることで
傷ついたB君のプライドも癒え、機嫌をなおした。
もちろん、もっとほかの対処法もあるかと。
以上。